ゲームの品質を支え、プロジェクトを動かすQAリーダーに求められるスキルとは?

ゲームの品質を支え、プロジェクトを動かすQAリーダーに求められるスキルとは?

CULTURE 2022.12.13

こんにちは。QOGL+編集部のまかろんです。

コンフィデンスはゲーム・エンタメ業界向け人材派遣と人材紹介ビジネスを主軸としていますが、アウトソーシング事業も行っているのをご存知でしょうか。

コンフィデンスのアウトソーシング事業とは?

そもそもアウトソーシングとは社内の業務の一部を外部に委託すること、当社のアウトソーシング事業はそういった業務を受託するサービスのことを指します。

当社ではそのひとつとして、QA(いわゆるデバッグ)に力を入れており、2020年5月には本社の近くにQA専門のスタジオを開設いたしました。

今回はQA部門のマネージャーを務めるみくモンさんへのインタビューを通して、当社へお任せいただいている案件やその中で活躍するメンバーに求められるスキルなどをお伝えいたします。

スタジオのマネージャーインタビュー

ーインタビューにご協力いただきありがとうございます!
早速ですが、コンフィデンスのQAスタジオではどのようなゲームジャンルの案件を受託しているのでしょうか?

ゲーム会社の内部QAはその会社の中で生まれるゲーム作品にしか関われませんが、アウトソーシングQAは手を結んだクライアント様すべてからご依頼いただけるので、ありとあらゆるジャンル、色んなメーカーのゲーム作品に携われますね。
当社で一番多いのはスマートフォンアプリのゲームで、その他にコンシューマー向け、Webコンテンツ、Steamゲームといったジャンルもあり、リリースされると皆が喜ぶような、大型タイトルの案件が多いですね。

 

QAリーダーに求められるスキル・やりがい

ー中にはQAリーダーとしてご活躍される方もいらっしゃるかと思いますが、QAリーダーとして求められている能力とは何でしょうか?
基本的には提案力・交渉力です。
依頼元の会社との間を繋ぎ、自社のフロントに立つのがリーダーですので、依頼元のゲーム会社に対して、受託されているQAの立場から提案・交渉できる力が必要となります。
QAテスターを長年やっているからといって、リーダーになれるわけではなく、技術的な部分はもちろん、コミュニケーションや状況把握スキル等のプラスアルファが求められます。

 

ーQA業務の経験はやはり必須になりますか?
これまでの業務経験から、提案力・交渉力が高い方なら、QA業務を知らなくてもなれるかというと…絶対なれないわけではないと思いますが、どちらのスキルも経験も備わっている方の方がはるかにスムーズです。
現場側の苦労や問題が理解できていないと、現場を指揮するものとして説得力がないですからね。

「社員がやってみたいということはなるべく受け止め、実現に向けて動きたい」と語る みくモンさん


ーQAリーダーならではのやりがいはありますか?

提案交渉する立場になるので、責任との比重の戦いになりますが、自分の采配ひとつで現場の力を100%以上引き出せるかどうかがチャレンジできるところですね。
業務一つひとつのクオリティだけでなく、現場そのもののポテンシャルをどれだけ上げられるかという課題に対して挑戦ができますし、純粋に自分がプロジェクトを責任もって動かしているというのがまさにやりがいだと思います。

 

ーQAスタジオ内で、テスターからリーダーへキャリアアップされた方はいますか?
複数名おります。メンバーには、QAのテスターとして活躍することはもちろんのこと、QAリーダーというポジションにも積極的にチャレンジしてほしいと思っています。リーダーならではのやりがいを感じることができますし、その先のキャリアの選択肢も広がるからです。
リーダーの選定基準は、スキルセットそのものよりも自発性が高く、自ら手を上げるメンバーの想いを大事にしています。適性がある方をリーダーに任命するのは簡単ですが、モチベーションが高い社員の方が伸び幅があって、成長実感も得られます。やってみたいという意見はまず受け止め、そのチャレンジをサポートするのが、私のマネージャーとしてのマインドです。

 

QAスタジオの雰囲気

ー社員の想いを大事にされているのですね。
それぞれ抱える案件が違うメンバーが集っていると思いますが、QAスタジオの雰囲気についてはいかがでしょうか?
QAスタジオのメンバーは年齢も経歴もバラバラですが、全員に共通するのは「ゲームが大好き」ということ。業務外のことを発信できる全体チャットがあって、毎日ゲームやアニメやエンタメ系の何かしらの話題で盛り上がっていますし、私が用意している自由に食べてOKの「駄菓子コーナー」も、メンバー内のコミュニケーションに繋がっているみたいです。
年齢差でいうと下が19歳、一番上は40代で親子くらいの差がありますが、ランチや退社後に飲みにも行きますし、スタジオ周辺のおすすめランチマップなんかも作っているんです。
うちの離職率の低さはちょっと自慢できるポイントかもしれません。

 

QAスタジオの今後のビジョン

ーみくモンさんがお話されている表情で、メンバーの関係性の良さが伝わってきます。
では最後に、QAスタジオの今後のビジョンを教えてください!

メンバーがキャリアを意識した学びが受けられるように、スキルアップの機会を提供したいです。
メンバーの中には、プランナー職種にも興味を持つ方もいるのですが、職業的な要素を分析すると、QAとプランナーは共通する部分も多いのです。QAをやっていれば素養自体はあるので、残りの部分を補えるような方法を考えてみたいと思っています。
もうひとつは、QAスタジオメンバーでe-sportsゲームの大会に出場しようと思っています。元プロゲーマーのメンバーを中心にチームを作りました。
現在、年明け開催するFPSの大会を目指して猛特訓中です。今はまだチーム内での目標になりますが、今後可能であればコンフィデンスの社名を背負って出場したいと思っています!

ーありがとうございました。
ますます成長していくQAスタジオの今後も楽しみにしています!

おわりに

せっかくリリースされたゲームも不具合やユーザーからすると不満の多いものであると、顧客の損失に繋がってしまいます。ゲームはあくまで、プレイしてくれるユーザーがいて初めて成り立つことを考えると、QAとは非常に大事な工程の一つであることが分かりました。

コンフィデンスでは、アウトソーシング事業の一つである、QAスタジオの仲間を随時募集しています。
QAテスターとして様々なゲームジャンルに携わりたい、QAリーダーとしてプロジェクトをまとめてみたい、QAからキャリアチェンジしてみたい…等、今後のスキルアップ・キャリアアップを検討されている方は、ご相談くださいね。

共に成長できる環境を用意して、お待ちしております!


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